お知らせ(Welln)

認知症予防のアグリマス株式会社の黒井俊哉氏、 日本早期認知症学会学術大会にて、若手奨励賞を受賞!

この度、認知症予防ベンチャーのアグリマス株式会社の社長室長 兼、デイサービス「東京マルシェ池上」の施設管理者を務める黒井 俊哉(くろい としや)氏が、2019年10月20日に開催された「第20回 日本早期認知症学会学術大会 in 岐阜」にて、若手奨励賞を受賞致しました。日本早期認知症学会は、早期認知症の診断および予防、治療の研究や知識の普及、理解、一般社会への啓発への寄与を目的に活動をしており、第20回学術会のテーマは「エビデンスに基づいた脳の診方、鍛え方」でした。今回、このテーマに沿って応募された36演題の中から、黒井氏の演題「Q-ESDと老研式活動能力指標と関連性の検討」が、若手奨励賞として選出されました。この演題は、アグリマス株式会社が大森医師会や徳島大学大学院歯薬学研究部と共同で行なっている認知症の「超」早期発見(軽度認知障害-MCIよりもさらに前の段階)のための簡易的スクリーニング手法の研究である「健康脳プロジェクト」の2018年度の成果をまとめたもので、黒井氏はこの「健康脳プロジェクト」の責任者を務めております。

「健康脳プロジェクト」は、2017年度-2018年度の2年に渡り、経済産業省の主催する健康寿命延伸産業創出推進事業にも選出されており、認知症を超初期段階で発見するための脳の健康診断である「健康脳測定会」の測定項目として、大森医師会と共同で開発したスクリーニング手法”Q-ESD”を活用することでその有効性の実証実験を重ねてまいりました。また、2019年年度においても、「早期認知症予防センター Welln(ウェルン)」としてその研究活動を継続しております。「認知症は、早期発見・早期予防が重症化防止の鍵とされているが、プレクリニカル期での簡易的スクリーニング方法が確立されておらず、病院で診断がつき具体的な治療が開始されるまでに非常に長い時間がかかってしまっている状況があります。認知機能の低下と関係の深い日常生活の変化を捉えるためのスクリーニング方法の確立が急務です。今回の研究でQ-ESD指標と認知症発症との関連性が示唆されました。今後、さらに実証実験を重ねながら、その有効性をさらに高めていきたい」と黒井氏。2019年度は、9月より全国の施設やコミュニティーにてデータの収集が開始されており、来春には研究結果としての発表の機会を持つことを予定しております。

2018年度の研究結果のニュースリリースはこちら↓

【ニュースリリース】アグリマス株式会社、H30年度、認知症「超」早期発見のための実証結果発表!

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20191023_AGRIMASリリース_若手奨励賞