お知らせ(Welln)

【ニュースリリース】シニアの地方創生“葉っぱビジネス”で注目の徳島県上勝町にて、「健康脳測定会」実施!

認知症予防ベンチャーのアグリマス株式会社、

 シニアの地方創生“葉っぱビジネス”で注目の徳島県上勝町にて、

「健康脳測定会」実施!

 

 認知症予防ベンチャーのアグリマス株式会社は、2019年10月1日(火)、高齢者の労働力を有効活用した“葉っぱビジネス”が地方創生のビジネスモデルとして注目を集める徳島県上勝町にて、「健康脳測定会」を実施いたしました。対象者は “葉っぱビジネス”にたずさわる高齢者、約40名にご参加いただきました。「健康脳測定会」とは、アグリマス株式会社が主催のWELLN  ウェルン(早期認知症予防センター)が実施する、認知症の超早期発見・重症化予防のための脳の健康診断。「身体機能」「認知機能」「生活機能」の3つの分野に渡り、東京都の一般社団法人 大森医師会および徳島大学大学院医歯薬学研究部と共同開発した測定方法で身体の”見える化”を行うものです。

 徳島県上勝町の“葉っぱビジネス”は、料亭などの料理に彩を添える「つま物」などの葉っぱを生産・販売するビジネスで、町の人口の半分を占めるシニア層を活用できないかと、1986年に現 株式会社いろどりの横石知二社長が発案、JAと共同でスタートしました。90年代はじめに新受注システムが導入されると、地元の高齢者がPCやダブレットを駆使し葉っぱを採取し出荷するというその手法が、地方創生の成功事例として大きく注目を浴びました。それから20年が経過し、システムにもさらなる改良が加えられ、現在でもスマホを片手に元気にシニアが働く町となっております。しかし、当時60代が中心だったシニアも、現在は80代が中心になり、さらなる高齢化の波が押し寄せております。今回の「健康脳測定会」においては、上勝町の高齢者の健康管理を目的とするとともに、他のエリアの高齢者のデータと比較することで、日々仕事を持っていきいきと活躍されている高齢者の認知機能レベルを研究させていただく貴重な機会と位置付けております。

 さらに今回、通常の測定項目に加え、徳島大学大学院医歯薬学研究部の堤理恵先生の研究室の協力を得て、栄歯周病検査と栄養調査も合わせて実施いたしました。これは、アグリマス株式会社が、平成30年度の経済産業省「健康寿命延伸産業創出推進事業」として行った、認知症の超早期発見のための実証実験の結果の一つとして、「歯周病の原因菌の量の変化で、生活意欲の変化を捕らえられ、ひいては認知症の超早期発見につながる可能性」が見えたため、さらなる実証データの収集の機会とするためです。

 尚、今回の測定データの詳細な分析結果につきましては、あらためて、徳島大学大学院医歯薬学研究部と共同で発表の機会を持たせていただきます。

PDF版はこちら→20191008_AGRIMASリリース_徳島県いろどりfinal